【初心者向け】電力会社の契約電流の見直し方法!電気代を安くするための料金プランの決め方を解説します。

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■こんな方に向けて解説!
・電気代の高騰に伴い、電力会社の契約電流のプラン見直しをしたい方
・電気や計算に対して苦手意識がある方。
・電気代の計算方法がよくわからないという方。

この記事では、電気や計算になじみのない方でも、簡単に電気の計算ができるように、基本的な電気代の考え方も絵や図を使って解説したいと思います。

私は車から家電と幅広く様々な電気設計エンジニアとして経験をしてきました

様々な経験を積む中で、計算や電気が苦手な方が、理解する上でつまづきがちなポイントを把握できるようになりました。

この記事を読めば、「製品に印字された”消費電力”から”家庭で使用する電流”を計算ための手順」を簡単に把握することが出来るようになります。これを知れば、現状の生活に合った”適切な電流プラン”を考えることが出来るようになります。

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そもそも契約電流ってとは

契約電流とは同時にどれだけの電気を使うことができるかを表した数字になります。 この契約電流の値が大きければ大きいほど同時にたくさんの家電を利用することができるということになります。 単位はAアンペアという電流の大きさを表す指標を使用します。もし同時に使う電流の量が契約電流を超えてしまうと、ブレーカが落ちてしまいます。 夏や冬にブレーカが落ちやすくなるのは、エアコンなどたくさんの電気を消費する家電を同時に使ってしまうことが原因ですね。

東京電力の基本料金を例に見てみよう

ブレーカを落とさないためには契約電流を高くしておけばよいのでは思う方もいらっしゃるかもしれませんが、契約電流が大きいほど、電気の基本料金が高くなっていきます。 大体10Aで区切られており、契約電流が10A増えるごとに数100円ほど基本料金が上昇していきます。 日常生活に合わせた契約電流を設定することで、ブレーカも落とさずにかつ電気代も抑えた料金設定が可能になるということですね。

契約電流の目安は?

では次に一般的な契約電流の目安をご紹介します。

  • 10~20A:一人暮らし向けの契約電流ですね。ただしですね、複数の電化製品を同時に使うとブレーカーが落ちるかもしれないので 1人暮らしでかつ家電をあまり使わない方向けのプランですね。
  • 30A:は家電をよく使う一人暮らしの方、もしくは二人暮らし向けの契約電流になりますね。二人暮らしでも同時に使う家電の種類によってはブレーカがおちてしまうかもといった設定になりますね。 40A:は3人家族向けでいわゆるファミリー向けの契約電流といったイメージですね。
  • 50A: 5人家族など世帯人数が多いご家庭向け。同時にいくつもの家電を使用する人向けのプランです
  • 60A:は2世帯などの大家族向けといった感じですね。 一般的な指標としてはこのようなイメージになります。
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具体的な契約電流の設定手順とは

ご自分が契約電流が何Aなのか確認しよう

※東京電力サイトより引用

確認方法は、電気の明細や家のブレーカを見ることで確認できます。こちらも東京電力を例にご紹介したいと思います。 まず明細での確認ですね。検針票にこの位置に記載されています。 こちらの部分に20A、30A、記載があるので確認をしてみましょう。 ブレーカで確認する場合はアンペアブレーカーの数字と色で記載がありますね。 ちなみに色は契約電流ごとにこのように分かれているので、一度確認をしてみてください。

※東京電力サイトより引用

現在の使用電流を確認しよう

確認の方法は家電に記載されてる消費電力を元に計算することができます。
※電流とか消費電力など、いろいろなワードが出て拒否反応が出てしまう方もいらっしゃるかもしれませんが内容は結構単純ですので、ぜひ覚えてみてください。

消費電力から消費電流を考える

家電で使うエネルギーは、消費電力として家電の表面に印字されています。 この消費電力はWワットという単位であらわされて、電圧×電流で導き出すことができます。ちなみに電圧はボルトという単位を使います。 このしきから考えると、消費電力と電圧の値が分かれば、電流を導き出せるということですね。 非常にややこしいですが、もう少し続けますね 先ほどもお伝えしましたが、消費電力は家電の表面に印字されています、 それを見ればもらえば、その家電に必要な消費電力を知ることができます。 続いて電圧ですが、家庭のコンセントの電圧は基本的に100Vと考えてもらえばOKです。 この2つの情報をつかって、家電に流れる電流を知ることができますね。

実例を交えて計算してみます

では実際に例で計算をしてみましょう 例えばドライヤーで考えてみますね。表面に印字されている消費電力は1200Wですね、電圧が100Vなのでドライヤーを使うときに流れる電流は12Aということになりますね。 なれてしまえば簡単だと思います。

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電流を合計してみよう

このように家電に流れる電流を調べて足し会わせていくことでいえ全体で使う電流を把握することができます。電流は同時に使っているものだけを足し合わせればOKですので、家電を同時に一番使う時間を想定して、その時の電流の合計値を把握しましょう。その値に基づいて設定すべき契約電流を決められるということですね。 また家電は色々使っているけど節約のため契約電流をあげたくないというのであれば、同時には使わずに使う時間帯をずらすことで電流のピーク値を押さえることもできますね。
例えばドライヤーと食洗器とエアコンを同時に使うと30Aを超えてしまうんですけれど、契約電流が30Aだった場合は上回ってしまいブレーカーが落ちてしまいます。 そのため、食洗器の稼働が終わったらドライヤーをかけるようにするとかドライヤーをかけている間だけはエアコンを切っておくなど、工夫することで、契約電流を高くしなくても済むようにもなりますね。

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動画でもご視聴いただけます!

参考サイト

東京電力のサイトに家電の消費電流を計算できるツールがありますので、ぜひご家庭の適切な契約電流を確かめてみてください。

◆電流計算ツール

わが家のアンペアチェック│ご契約内容の変更│東京電力エナジーパートナー
東京電力エナジーパートナー(EP)の「アンペアチェック」ページ。東京電力エナジーパートナー株式会社は、お客さまのエネルギー全体に関わる様々なご希望に真摯にお応えし、エネルギーサービスの、よきパートナーとなることを目指す、東京電力グループの小売電気事業会社です。
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