【防災・アウトドア】ポータブル電源で電気毛布を何時間使用することができるのか説明します。

ポータブル電源

防災やアウトドアで活躍するポータブル電源に、電気毛布をつないだ場合、どのくらいの時間動かすことが出来るのか解説したいと思います。

■こんな方に向けて解説!
・容量・効率などポータブル電源の専門用語がよくわからない。
・災害時にポータブル電源をどのくらい活用できるのか知りたい。
・容量の計算方法がよくわからないという方。

この記事を読めば、「”バッテリ容量”、”効率”といったワードを理解した上で、ポータブル電源で家電をどのくらい使用できるのか簡単に把握できるようになります。

私は車から家電と幅広く様々な電気設計エンジニアとして経験をしてきました

様々な経験を積む中で、計算や電気が苦手な方が、理解する上でつまづきがちなポイントを把握できるようになりました。

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バッテリ容量とは

ポータブル電源はいわば巨大な電池といえますが、その容量を表す指標は[Wh]という単位を用います。これはどのくらいの電気を蓄えることができるのかを表した指標になります。  今回は、1000Whの容量を持ったポータブル電源を例にとって考えてみます。

そもそも1000Whの容量はどういう意味かというと、1000Wの電力を1時間共有できる電源を意味していますね。

効率とは

ポータブル電源で重要な指標となる効率についても考えてみます。

効率はなかなか聞きなれないワードだと思いますので簡単に説明しておきますね。ポータブル電源のコンセントへ電化製品つないでを使用する場合、 ポータブル電源にたくわえられた電気エネルギーを交流電源に変換して出力する必要があります。

この交流電源への変換時に、実はポータブル電源内部で電気エネルギーを消費してしまいます。 つまり交流電源へのエネルギー変換効率を効率と表現しています。

なお80%前後が一般的な変換効率となるようですので、今回の算出では効率を80%として考えてみたいと思います。

効率計算を考慮して計算してみよう

1000Whのエネルギーを蓄えられるポータブル電源の効率が80%の場合、 1000Wh×80/100となり、結果800Whの電気エネルギーを供給できるということになりますね。 表現を変えると、消費電力が800Wの家電を1時間動かせるということになりますね。

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電気毛布の使用時間:約14時間半

では実際にコンセントに電気毛布をつないだ場合で考えてみましょう。

我が家の電気毛布の消費電力は過去の動画でも確認した通り、55Wの消費電力でした。 先ほどの800Wを考慮して考えてみると

800Wh÷55W=14.5h

となります。

つまり容量が1000Whで効率が80%のポータブル電源に電気毛布をつないだ場合、 約14時間半の間、電気毛布を動かし続けられるということになりますね。

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動画でもご視聴いただけます!

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