■こんな方に向けて解説!
・電気代の高騰に伴い、家電の電気代を簡単に知りたい。
・電気や計算に対して苦手だけど電気代が気になる方。
・電気代の計算方法がよくわからないという方。
この記事では、電気や計算になじみのない方でも、簡単に電気代の計算ができるよう絵や図を使って解説したいと思います。

私は車から家電と幅広く様々な電気設計エンジニアとして経験をしてきました。
計算や電気が苦手な方が、理解する上でつまづきがちなポイントにも配慮して解説します!
この記事を読めば、「製品に印字された”消費電力”から”電気代”を計算ための手順」を簡単に把握することが出来るようになります。
定格消費電力を確認してみよう

どこを見ればいいのか、上記のように定格消費電力と記載された部分になります。定格消費電力に書かれた数値が大きければ大きいほど、電気代がかかるということを意味しています。
なお単位は[W]ダブリューと書いてワットです。では大まかに電気代を見積もってみましょう。
1000Wは約25円

目安ですが1000Wと書いてある製品の場合、1時間使うことで25円の電気代がかかると見積ることが出来ます。
※1000W(1kW)を1時間使った際の電気の量を電力量と呼び、1kWhという単位を使用します。つまり電気代の単価は25円/kWhと表現することができます。
例:食洗器の場合は?

例えば食洗器の場合で考えてみましょう。1185Wと記載がある場合、食洗器の洗浄時間1時間モードで使用した場合は、1回につき25円+αくらいなんだな考えることができます。
例:冷蔵庫の場合は?

冷蔵庫でいえば85Wの消費電力のため、電気代の基準となる1000Wの1/10くらいですね。
1000Wを1時間使用することで約25円でしたので、冷蔵庫の場合は、その10分の1である約2.5円弱くらいかといった具合で、簡単に試算することが可能です。
ただし冷蔵庫は24時間稼働しているので2.1円の24倍となり1日51円くらいとなります。
このような形でざっくりですが電化製品の電気代をイメージできるようになると、表面の消費電力を見ただけで、イメージがつきやすくなるかと思います。 こういう観点で改めて電化製品を見てみるとまた見え方が変わってくるかもしれないですね。
動画でもご視聴いただけます!
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