■こんな方に向けて解説!
・電気代の高騰に伴い、電気ヒーターの電気代を知りたい人。
・電気や計算に対して苦手意識がある方。
・電気代の計算方法がよくわからないという方。
料理をする上で毎日IHクッキングヒーターを使用されている方も多いともいますが、電気代がいくらになるのか気になるところでです。
この記事では、電気や計算になじみのない方でも、簡単に電気代の計算ができるように、基本的な電気代の考え方も絵や図を使って解説したいと思います。

私は車から家電と幅広く様々な電気設計エンジニアとして経験をしてきました。
様々な経験を積む中で、計算や電気が苦手な方が、理解する上でつまづきがちなポイントを把握できるようになりました。
この記事を読めば、「製品に印字された”消費電力”から”電気代”を計算ための手順」を簡単に把握することが出来るようになります。
電気代を計算してみよう!
IHクッキングヒーターの消費電力を確認すると、定格消費電力は1400Wと記載があります。 これは、大体ドライヤーと同じくらいの消費電力にあたります。
kWh(キロワットアワー)へ単位を合わせよう
ワットで表示されていますが、これを電気代を算出するための単位である、キロワットアワーで表すとどうなるでしょうか。まずIHクッキングヒーターを1時間使った場合、1400Whと表現することができます。
1400W × 1h = 1400Wh
さらに単位をk:キロに変換する必要があるので1/1000をします。
1400Wh ÷ 1000 = 1.4kWh
上記より、1.4kWhと表すことが出来るとわかりました。

電気代の単価
電気の単価ですが、一般的な考え方として、1kwhあたり大体25円として考えて行きます。
※25円/kWhと表現することもできます。

消費電力×単価から電気代を算出
先ほどの1.4kWhに単価の25円/kwhをかけると、35円ということになります。 つまりIHクッキングヒーターを1時間使うと約35円の電気代がかかるということになります。
仮に1日1時間使う生活を、1か月間続けた場合は、35円×30日となり、1か月で1050円かかるということになりますね。

ちなみにこちらの製品は、7段階で火力を調整できますが、1400Wは強火に当たります。

取扱説明書を確認すると中火は450W~900W,弱火は150~260Wとなっています。今回はは中火は700W、弱火は260Wとして、電気代を合わせて確認してみます。
中火で使用する場合、消費電力は強火の半分となりますので、1時間で17.5円となりますね 弱火の場合は、20%弱くらいである6.5円となりますね。 1か月の電気代で考えてみると、中火を1日1時間、1か月間使い続けた場合は、525円の電気代なります。 弱火の場合は、1か月で、195円ということになりますね。


動画でもご視聴いただけます!
コメント